今思い返しても恥ずかしい彼女との初体験について書きます(笑)
俺は今、大学2年生。周りの友達はみんな「経験者だ」とか「結構いける」なんて余裕そうに話しているけれど、俺は正直、ずっとその輪に入れずにいた。
そんな俺の初体験相手は、まさか自分が高校時代からずっと片思いしていた、幼馴染の美咲(仮名)だったなんて、あの時は想像もしていなかったんだ。
彼女は地元に住んでいて、俺が大学進学を機に離れてからは、ほとんど会うこともなかった。
でも、久しぶりに地元の友達が集まって、誰かの家で飲み会を開いたとき、そこに美咲がいた。
昔よりも少し大人びていて、髪も少し長くなって。
でも、笑うと目が細くなる感じとか、ちょっとした仕草はあの頃のままだった。
目の前にいるのが、ずっと好きだった女の子だっていうのに、俺は緊張してうまく喋れなかった。
飲み会が終わって、みんなが解散していく中、なぜか美咲だけが
「私も一緒に帰るね」
と言って、俺の隣に並んだんだ。
夜道、二人きり。
街灯の下を歩く彼女の横顔を見ていたら、心臓の音がうるさすぎて、自分の鼓動が外まで漏れてしまうんじゃないかと思った。
「……ねえ、ちょっと寄っていかない?」
美咲が不意に言った言葉に、頭が真っ白になった。
向かったのは、彼女の家。親は不在らしく、鍵を開けて中に入った瞬間、部屋の独特な、彼女の匂いがして、一気に現実感が襲ってきた。
リビングのソファに座って、なんとなくテレビをつけているけれど、全く目に入ってこない。
沈黙が怖くて、俺は無理やり「……お酒、飲みすぎたかな」なんて、どうでもいいことを口にした。
「ふふ、そうだね。ちょっと顔、赤いよ?」
彼女が笑いながら、俺の肩にそっと手を置いた。
その手の温かさに、俺の理性は一瞬で音を立てて崩れ落ちたと思う。
気づけば、どちらからともなく唇が重なっていた。
彼女の柔らかさ、甘い匂い。
これまでの想像とは比べものにならないくらい、リアルな「女の人」の感触がそこにあった。
でも、ここからが問題だった。
知識としては知っているはずなのに、体が全く言うことを聞いてくれない。
彼女をベッドに誘い、服を脱がせていくときも、手が震えてなかなかスムーズにいかない。 「あ……」なんて、変な声が出てしまったり。
彼女の白い肌に触れるたび、自分だけが興奮しすぎて、どこに手を置いていいのか分からなくなって、挙動不審になる俺。
一番情けなかったのは、いざ本番という場面だった。
とにかく上手くやらなきゃ、彼女を満足させなきゃ、って焦るあまり、力みすぎてしまって……。
「……っ、あ、ごめん……」
何度も空回りして、うまく挿入すらできないまま時間が過ぎていく。
美咲の吐息が少しずつ乱れていくのに、俺の方は余裕ゼロで、まるでテストの解答が見つからない時のようなパニック状態だった。
結局、何度もやり直したり、変な位置を触ってしまったりして、めちゃくちゃにぎこちない時間が続いた。彼女もきっと、「なんでこんなに下手なんだろう」って思っていたはずだ。
でも、そんな俺の不器用さを分かってくれているのか、美咲は優しく俺の背中に手を回して、
「大丈夫だよ、ゆっくりでいいから」
と耳元で囁いてくれた。
その言葉に救われた気がして、今度は少しだけリラックスできた。
それでも、やっぱりスマートとは程遠かった。
自分の感覚が強すぎて、相手の反応を見逃したり、逆に痛みを与えてしまわないかヒヤヒヤしたり。
最後まで辿り着く頃には、快感というよりも、精神的な疲労の方が勝っているような、そんな奇妙な感覚だった。
事が終わったあと、真っ暗な部屋の中で、二人で天井を見つめていた。
何も言わなくてよかったけれど、俺の心の中は「やりきった」という達成感よりも、
「もっと上手くできたはずなのに」という後悔の方が大きかった。
美咲は、少しだけ照れくさそうに笑って、
「……初めてにしては、悪くなかったんじゃない?」
なんて言ってくれた。その言葉に、どれだけ救われただろう。
翌朝、駅で見送る時、彼女はいつもの「幼馴染の美咲」に戻っていた。
でも、一瞬だけ目が合ったとき、二人だけの秘密を共有しているような、不思議な空気を感じた。
あれから何度も体を重ねて今ではすっかりいい感じにできるようになった(と信じたい)けど、
あの時のぎこちなさをたまに思い出しては、これからも美咲を気持ちよくさせられるように頑張りたいと思う。
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